
京都の人々は、恵比寿神社で買った古い縁起物を翌年の恵比寿神社の境内にあります『古いお札や笹を納める場所』に戻します。そして、新しい青々とした福笹を買い、その笹に縁起物の宝船・熊手・福袋・千両箱等数多くつけますが、その華やかさが何とも言えない、温かい気持ちを与えてくれます。可愛らしく巫女さんも商売上手で「もっと、もっと、いっぱいつけて福付けて下さい!!!。」と笑顔で言われ、ついつい調子に乗って買いますと、、、、、、。

笹代だけでも3,000円ですし、一万円近くなりますので、気をつけなければなりません。(笑い)一番商売上手なのが恵比寿神社かと思いますね・・。主人は、以前、うれしがって笹に縁起物を多く買って付けていましたが、笹が時間が経つとどうしても枯れて見た目も悪くなります。それで、笹の次は一番大きな『人気寄せ』を買って飾っていました。要庵に宿泊されたお客様には直ぐに分かる場所に飾っていますが。

そして。この一番大きな人気寄せの飾り物は何と3万円はします。本当ですよ!!!。お客様に言いますとその値段にビックリされます。しかし、大金を払って買った一番大きな人気寄せが、最近は効き目が少ないので、ここ数年は絵馬だけを買っています(笑い)。ガラガラと開けて入って下さった玄関に恵比寿神社の絵馬だけをさり気なく飾っています。それにしても主人と女将だけでなく、日本中、いや世界中の人々がこれから景気の良い時代になるように願っていると思いますね・・・・。
(1月21日 要庵 主人書)