京都要庵歳時記「要庵 夏の風物詩・・マイッタ!!。」エアコンの故障と伊達建具さんの手仕事(5) |
8年目のエアコンの取替え工事の時は突貫工事でしたので、とりあえず部屋のエアコンが効けば良いと思い、時間的な余裕が無かったので既存の吹出口を使いました。しかし、今回は同じような間違いは起こさないように床の間の天井に、見えないように上手に作りましたので、また伊達建具さんにお願いして杉の板で特別に吹出し口をはめ込む様に作って頂きました。
出来上がりは、以前に吹出口があったようには見えなくらい自然な仕上がりです。エアコンの工事から伊達建具さんの手作業まで、エアコン一台でここまでしなくても?と思われるかもしれませんが、やはり京都らしく、数奇屋造りの部屋の良さを味わっていただくためにも、細やかな仕事が大切ではないかと主人は絶えず考えております。
(8月27日 要庵 主人書)