京都要庵歳時記「平成20年 祇園祭情景」宵山菊水鉾日和神楽(3) |
ところで、昨年の宵山は、、、ひと言で言いますと、台風4号の接近ですね。ほとんどの京都人が、「台風で祇園祭、大丈夫やろか〜〜!!。」と心配していました。1年経てば多くの人が昨年の宵山の天気のことなんか忘れてしまいますが、、、。主人はお客様のことが気になっていましたので、よく覚えています。今年は、昨年とは大違いで宵山の16日に京都を含めた近畿地方が梅雨明けして、台風や雨の心配は一切ありません。良かったです。
13日、14日は四条通が歩行者天国になり、平日にもかかわらず、数十万人が祇園祭の夜を楽しみました。今年の17日の山鉾巡行は梅雨明けを象徴するように、雲ひとつない快晴過ぎる天気で朝の9時から始まり、午後1時には終わり、夕方5時過ぎからの神幸祭は、フンドシ、鉢巻、ハッピ姿の男衆の祭りです。馬に乗った久世駒形稚児らの神宝行列に続き、白い法被姿の担ぎ手たちが三基の神輿をゆうゆうと担ぎます。17日の山鉾巡行が終わって、つぎの24日の花笠巡行、還幸祭と祇園祭は続きます。
(7月23日 要庵 主人書)