京都要庵歳時記 「平成20年 弥生の弘法さん(東寺)」(1) |
先ず、天神さんの由来は学問の神様菅原道真の誕生日が845年6月25日です。また亡くなられた日も903年2月25日であるために毎月25日が縁日とされました。正直に言いまして、主人と女将は21日の弘法さんより25日の天神さんに行きます。その理由として住んでいる所や生活の場が、京都の中心から北の方に行動範囲があり、南の弘法さんより天神さんの方が行き慣れているからですね。
次に、弘法さんの由来は、弘法大師835年3月21日に没したので、毎月21日が弘法大師、つまり空海の縁日です。空海は東寺を真言密教の根本道場として定め、聖地として人々の信仰を集めました。そのようなゆかりのある日に市が開かれるようになり、人々から「弘法さん」と呼ばれるようになりました。
(3月21日 要庵 主人書)