京都要庵歳時記 『水無月 要庵の玄関の床飾り』(2) |
『河童』にはそれに合わして河童のお皿を作陶してもらいました。同じように『月と鯉』には屏風も対であります。お部屋のお飾りをする場合に、『対』でお部屋に飾る場合は、クドクなるので、それを嫌う人もおられますが、要庵ではあえて『対』の場合は対で飾るようにしています。それは、せっかく『対』があるので、その『対』を生かそう!!と考えていますし、調和もとれると思います。
中々、同じ作家で『対』の作品は無いと思いますね。同じ作家でなくても玄関の床飾りのように紫陽花の掛軸に紫陽花の香炉を飾ります。また同じ品が無い場合でも、出来る限りイメージが似ている品を飾るように心がけています。
(5月31日 要庵 主人書)