京都要庵歳時記 『皐月 要庵玄関のしつらい/紫陽花と水無月』(1) |
要庵では、毎月の植木のしつらいを替える時に、必ず玄関先をゴシゴシと洗います。主人がひとりでモップを使って洗い磨くことも多いのですが、やはり1人で行なっていますと嫌になりますので、最近は2〜3人で玄関のしつらいを行なうことが多いです。植木の位置や角度をチェックするにも人数が必要です。
ところで、4月に飾っていました街道桜の花も散り、新緑の葉がたくさん生えてきました。そのままにしておきますと葉桜になりゴテゴテしますので、来年の4月に再び花を付けるまで、11カ月間のお世話をしなければなりません。一方、毎年6月に飾っていました紫陽花が、今年は元気良く花苗を付けて葉もピンピンしていますので、ひと月早く大きな紫陽花の鉢と小さ目の鉢を持って来ました。
(5月3日 要庵 主人書)