京都要庵歳時記 『坪庭の普請』(3) |
久保造園さんと具体的にどのような庭を造るか相談することから全てが始まります。久保さんの経験豊かな庭造りからのアドバイスや京都の庭を造る時の約束ごとを基本として先ず聞きます。しかし、長年お付き合いをしていても、お互いの考えは変化しますので、『おまかせします・・・・。』と全てお任せしますと、出来上がりの良し悪しに係わらず、主人のイメージと違う場合になると後戻り出来ませんので、絶えず現場にいることが大切です。
要庵の主人として『このような庭を造りたい!!!。』と思いがあります。毎日坪庭に行って『このスペースで素敵な庭を造るにはどのようにしたら良いか』日々考えています。ですから、絶えず久保造園さんからのアドバイスを聞きながら主人の感性と組み合せて現場に張り付きながら造っていくことが大切ですね。何事も本当に現場が大切になります。
(4月23日 要庵 主人書)