京都要庵歳時記 『2006年 ボジョレ−ヌ−ヴォ解禁!!』(1) |
時差の関係で自国フランスよりも日本の方が早く飲めるのも、不思議なものですね・・・・・・。その昔、赤ワインの新酒を、いかに早くパリに届けるかで競い合い、その結果、新酒の質が低下する騒ぎが起こりました。これを受けてフランス政府が解禁の日を規制して、11月の第3木曜日に解禁日が定められました。世界的に広がったのは、先ずアメリカでブ−ムが起こり、渋みと酸味が少ないフレッシュな飲み味がアメリカ人に好まれました。
その後日本には、70年代後半から、一般的に飲まれるようになりました。2006年のヌ−ヴォ出来栄えを、毎年お世話になっている『海老名酒店』の海老名さんにお聞きしますと、『今年は適度に暑く、朝晩は冷え込み、降水量も調度良く、しっかりしたフルティ−な味わいで美味しいですよ!!』と言っておられました。そして要庵では、6年前の2000年からビン詰めではなく、ヌ−ヴォを樽で購入してお客様のお薦めしています・・・。樽が7つも貯まりました。
(11月16日 要庵 主人書)