京都要庵歳時記 『祇園祭 花傘・還幸祭の情景』(2) |
四条寺町の交差点にある御旅所に神輿が飾られてあり、中御座、東御座、西御座の順で各神輿が出発します。四条通から西に三条、大宮、寺町などの氏子区域を練り歩き、各所で神輿を高く上げて揺さぶる『差し上げ』を披露します。汗だくの男衆は『ホイット、ホイット!!』の掛け声を大声で言いながら午後10時ごろから深夜にかけて、八坂神社に順に到着します。この神輿担ぎは本当に男衆の熱気で凄いです!!!。近寄りがたいです!!!。
到着した神輿は八坂神社の舞殿を3周し、名残を惜しむように何度も何度も激しく揺さぶった後、舞殿に上げられました。28日の夜にはその三基の神輿を鴨川の水で清める『神輿洗い』が行なわれ、月末の31日に行われる夏越祭で1か月に及ぶ祇園祭は終ります・・・・。終れば本格的な京都の夏が、例年より約2週間遅れで今年は始まりますね。
(7月25日 要庵 主人書)