京都要庵歳時記 『春への準備 須田青華さんの器』山代温泉 5 |

器論風発
4代目須田青華さんと5代目要庵西冨家主人とで、作陶する器のことで談論風発
します、いやあ~~、器論風発ですね~~!!。先ずは女将と主人がこのような
器を作陶して欲しいと、数多い中から実際に選んでお願いします。時には須田
青華さんが、奥から大事な器を持って来て、『このような器はいかがでしょうか?。』
とプレゼンテ-ションされます。時には、『この形で基本的に作陶していただきたい
のですが、大きさは変更してください。デザインをかえてください。』と色々な
注文をします。

やっぱり須田青華さん!!!
須田青華さんとしては、自分が考えて、先代から引き継いだデザインで作陶し、
それを買っていただくのが一番ですが、主人ように、『あ~~じゃない!!、
こ~じゃない!! 』と言えば、困った顔をされる時も多々あります(大笑い)。
ですが、1年~2年経って、時には忘れたころに届いた器を見ると、さすがに
4代目須田青華さんです。さすがです!!!。ですから女将も主人も厳しい
寒さの中でサンダ-バ-ドに乗ってまで山代温泉に行きます。


色々と細やかな注文
今まではお皿や足付の■の器でしたが、今回は須田青華さんが、わざわざ要庵
西冨家のために奥から出して来てくださった四角い形の蓋つきの器に心がピ~ン!!
と響き、作陶を依頼しました。枚数は多くないです。8~10枚です。色々な
種類の素晴らしい器も使いために、そのようにしており、今回も須田青華さんが
仰け反るくらいの無理は言っていないと思いますが(笑い)、5つの絵柄を2器
づつ10器お願いしました。

汗が止まらない!!!
須田青華さんで、汗が出るくらい熱い器に関して談論風発、いや器論風発しました
ので、本当に汗をかきました!!!。
女将が『せかっく山代温泉に来たのだから、総湯の素晴らしいお湯につかろう~!!。』
『だけど帰りのバスの時間があるよ!!。』
『つかるだけ!!。』と言いながら、時間に追われるように、そして、身体が温まった
のは良いですが、今度は汗が止まらなくなり、まあ~~汗ヒヤヒヤの旅???、
ではなく春への準備・器編でした。


(平成27年 3月11日 要庵西冨家 主人書)