京都要庵歳時記 『平成26年8月夏の玄関の室礼』 玄関磨き1 |
恒例玄関磨き
今年は梅雨が梅雨らしくない天気でしたので、7月から8月にかけて、主人はいつもの
夏よりも、うまく言えないですが、『あ~~夏!!!。』と言った感じがしません。
祇園祭りの1ヶ月におよび無事に終了して、例年でしたら気分一新して夏後半を
向かえようとしますが、静かに夏が過ぎていきます・・・・・。
今週は8月8日~10日まで、六道まいりがおこなわれますので、要庵歳時記で
紹介します。その前に恒例の玄関磨きです。もちろん7月1日の祇園祭の始まり
と共に玄関に西田家の垂れ幕を張りましたが31日には外して綺麗に仕舞います。
苔との格闘
『さあ~~、玄関も綺麗に磨いて、気持ちを入れ替えます。夏の日差しで玄関も
汚れますので、皆で玄関も磨くように心がけします!!!。』と元気良く言いたいの
ですが、春や秋、そして冬とは太陽の強さが違います。写真でも分かりますね。
更に8月は夏の強い日差しで出来た苔(コケ)も負けてはいません(光合成の力で
苔が強いです)。主人も力強く磨いて、『これだけ磨いたら取れているだろう~。』
と思い、 磨いた後を水で流しますが、。まだ緑の苔が残っています。3~4回ほど
磨きましたが主人の根負けです。それほど夏場の苔は強いです!!!。
汗びっしょり
毎月、玄関や裏口を主人や女将そして社員さんで磨きますが、特に夏場は特に汚れ
ますので、女将と主人は普段磨けない場所も頑張って磨きます。力を入れて磨か
なければなりません。ゴシゴシと磨くだけでも汗が噴出してきます。Tシャツは
仕事の汗で夕立にあったようにびしょ濡れです。水を頻繁にまいて、洗剤の
バスマジックリンをタップリとかけて磨きます。
コツは?
玄関磨きはしんどいですが、36年間玄関を磨いていますと(笑い)、コツを得ます。
1番目は、モップの毛先が短くなった古いモップを使わないこと。
モップは安いので思い切って買い替えます。
2番目は水とバスマジックリンを十分にかけることにより、
ブラシと地面との摩擦抵抗も少なくなり、比較的楽に磨くことが出来ます。
また洗剤 の力で苔や汚れた個所の汚れが落ちますので、一石二鳥です。
『水と洗剤を十分にかけなあかんで!!。』と言い続けますますので、
バスマジックリンの消費は多いです。
3番目は磨く場所をそれぞれ区切って磨きます。範囲もキッチリと区分をすれば、
自分の範囲をしっかりと丁寧に磨がきます。ここが終わればあそこ、あそこが
終われば、その先と一つづですが、磨く範囲が拡がってきます。
(平成26年 8月6日 要庵西冨家主人書)