京都要庵歳時記 『平成26年7月 玄関の室礼』 紫陽花も終わり・・・ |
紫陽花の花もボチボチと・・・
5月から要庵西冨家の玄関に飾っていた紫陽花も終わりが近づいてきました。
ゴ-ルデンウイ-ク頃には未だ全体的に小さかった紫陽花も、十二分の水分と
太陽の日光も照り、一回り、二回りも大きくなりました。茎や葉だけでなく
可憐な蕾も膨らみ、そして花が咲き、おかげさまで今年も美しい、瑞々しい、
清らかな水色や紺色の花を咲かせました。
花が一番美しい時
桜の花は1週間ですが、花の命は2週間くらいですかね?。但し、土地に植えられた
花の命で、要庵西冨家の鉢植えでしたら10日ほどでしょうか?。花の命は
本当に短いですね。主人は要庵歳時記でよく言っていますが、『桜は3分咲きの
頃が一番美しい!!!。』と、横で叔母も言います『紫陽花の花も蕾からほ、、、と
咲く時が一番美しいですね。』皆、感じる・思うことは同じですね。
紫陽花の剪定のコツ
さすがに花の色がアセ、このまま飾るのも紫陽花自身もかわいそうですし
(花にも心があります)、見っともないので片づけ来年の春まで1年間かけて
大切に育てます。そのため先ずは剪定ですが、この剪定は非常に大切で、
なぜなら剪定する茎を間違えば来年、新芽(蕾)が出ず咲かないからです。
剪定のは玄関磨き
紫陽花の花の選定は花が咲いた茎を剪定して花が咲いていない茎は選定しないこと。
間違って剪定したり、何も考えずに剪定し場合、来年は紫陽花の花が咲きません。
なぜなら基本的に紫陽花の花は各年に咲きますので、花が咲いた茎を剪定すれば、
再来年に咲きますし、今年咲かなかった茎は来年咲き、その交互の組み合わせで
紫陽花の花が毎年咲きます。女将と主人でキッチリと剪定した後は、さあ~恒例の
玄関磨きが待っています!!!。
(平成26年 6月24日 要庵 主人書)