要庵歳時記 『要庵西冨家の梅もぼちぼちと・・・・。』 2 |
梅とウグイス
要庵西冨家の中庭の梅も咲きはじめ、とても可愛らしいです。主人は梅も桜も
満開よりも咲き始めの3分咲が一番好きです。満開は寂しさを感じます。
一方、女将は『2月の床飾りは梅!!。』と言い、部屋の床の間には自信を持って
梅の掛軸を飾ります。色々と梅の掛軸がありますが、共通しているのはウグイスと
梅が描かれています。要庵西冨家の梅にもウグイスがツガイ(夫婦)でやって来て
美味しそうに花弁を食べます。本当ですよ!!!。それも咲き始め頃には
やって来なく、満開の一番美味しい時に必ず来ます。どうして調べているので
しょうか?。
梅づくし
2階『梅枝』の部屋の名前は源氏物語の由来ですが、梅の花が綺麗に見える
ことから選びました。その部屋のお軸も梅とウグイス、そして置物は白梅・紅梅
・ウグイスとて梅づくしで『梅』をお客様に楽しんでいただきます。早春の雰囲気も
感じますので、ひと足早くお客様に、春を感じていただければ思います!!。
冬から春へ
昔から梅と鳥の相性がとても良いので、掛け軸によく描かれます。またウグイスは
冬から早春に変わる意味もあり、『春を告げる』と言われていますね。それにしても
梅の開化の時期にやってくる要庵西冨家のウグイスは日頃は何処に住んでいる
のでしょうね??(笑い)。そのようなことを考えているうちに、雛祭りの日を向かえ
春が駆け足でやってきますね。 要庵西冨家の梅の満開は3月10日頃でしょうか?。
『お水取り』と一緒ですが、梅にしろ『お水取り』にしろ、春を告げる歳時ですので、
冬から早春へと、いち日・一日・・・・と確かにやってきます。
(平成26年2月25日 要庵 主人書)