京都要庵歳時記 『数寄屋の部屋の畳替え』 1 |

畳替えは昔の話
要庵西冨家では定期的に畳替えをおこなっています。日本の家屋でも
一昔前では畳を替えていました・・・・・。古い畳から新しい畳に替えた時、
その新しいイ草の匂いが香りが美しさを感じるくらい心地良いです。
昔から言われています『女房と畳は新しい方が断然良い!!!。』、
そのことを主人が女将に言いますと『古旦那と畳は新しいのが最高で
良い仕事をする!!。』良い仕事とは何事か??ですね(笑い)。
だから、やはり『女房と畳は新しい方が断然良い!!!。』です。

西洋化
しかし、限りなく畳屋さんが減少しています。日本の文化首都である
京都でも少なくなっていますので、その他の地域では本当に町に
畳屋さんが1軒あるいは数軒のみになっているのではないでしょうか?。
食物も日本の伝統的な食物から西洋化になっています。お味噌汁と
ご飯と沢庵があれば良い時代からパンとコ-ヒ-やミルク・ヨ-グルト
の時代のように、畳の部屋から洋間になり無くなってきています。

昔の文化が消滅する、、、
畳のある部屋が完全に無くことも予想出来ます。お箸の文化は無くなりませんが、
畳の文化は無くなりそうです。畳に座布団・座敷机・座椅子そして正座に
胡坐の文化は無くなるでしょうね、残念ながら・・・・・。正座や胡坐が出来ない
若者が非常に多いです。ご年配の方も膝が痛いので正座が出来ない
お客様が要庵西冨家でも非常に多いです。新しく畳にテ-ブルとイスで会食される
お客様と昔ながらのスタイルでのお客様と50%づつになりました。
(9月~10月末まで要庵歳時記を紹介出来なかったこと申し訳ありません・・・・。)
(平成25年11月7日 要庵 主人書)