京都要庵歳時記 『京都の夏の古き良き歳時 六道まいり』 お精霊さんのお向え 4 |
は非常に賑わいますが、毎年、主人と女将は、チェックアウトを済ませて昼過ぎに行き
ましたが、猛暑に関係なく、相変わらず相当な人の列で、約30分は並びました。
過去,最高の列で1時間強も並ぶこともあり、その時はもう並ぶだけでフラフラでしたね。
平成25年の今年の夏は娘と一緒に女将が猛暑の中行きましたが、ガラガラで空いて
いて、『チョ-ラッキ-!!。』と言って帰ってきました。それほど、六道まいりの時は、
毎年非常に暑い時です。
生きた知恵
さて、六道まいりには手順があり、境内の看板にも書かれてあります。通常、
参拝者は参道で高野槙を買い、本堂前で『水塔婆』と呼ばれる経木に先祖の戒名を
書いてもらいます。水塔婆1枚戒名書代込みで300円です。この戒名を書いてもらうのに、
また時間がかかりますので、毎年女将は事前に塔婆を買い、自分で先祖の戒名を
書き持参しています。これはGood Ideaで女将が叔母から教えてもらい感心しています。
まさに生きた知恵ですね。
→参詣順序
しかし、最近は女将と同じ考えの人も増えて、お寺の収入源に大きく関係しますので、
最近は張り紙や看板に『自分で書いた塔婆は六道まいりには効き目が無い、
必ず六道珍皇寺で書いて下さい。』と書かれています。
→六道珍皇寺の『迎え鐘』を引き終えれば
→『水塔婆』に先祖の戒名を書いてもらう。
→境内でお線香を買い
→水塔婆を線香の煙で清め
→五百体もの石仏が並びます『賽の河原』と呼ばれる場所で、
水塔婆を高野槙の穂で 水向けをします。
(平成25年8月20日 要庵 主人書)