京都要庵歳時記 『掛軸の素晴らしさ・粋さ・楽しさ』 ギャラリ-鉄斎堂さん 3 |
悔しがって諦めました(笑い)。今回、掛軸は7月と10月の月次を買いたいので、
鉄斎堂さんの御子息の目利きで、堂本印象の紅葉やユリの掛軸を床間にかけて
見ました。素晴らしい絵柄ですが、まだ朝顔が諦めきれません(大笑い)。
持参した掛軸も最後になりました・・・・。桐箱から取り出されたのは西村五雲氏の
紅葉・庭・家の掛軸です。
西村五雲
堂本印象への思いもここは一端線を引いて、堂本印象から西村五雲氏に頭を
切り替えます。主人は先入観・固定観念を持っていなかったので、素直に自然に
掛軸を見ます。この掛軸も堂本印象に劣ることは何も無く、素晴らしいです。
中々、このような良い塩梅の絵柄も少ないです。(何とも言えない雰囲気のある絵です。)
西村五雲氏も堂本印象と同じく京都画壇を代表する素晴らしい画家ですので、
女将も大満足です。
海外からのゲスト
それにしても、『この掛軸良いなあ~~本当に床間にかけたら最高やな!!。』と
値札をみますと、やはり数十万円から約200万円くらいはしますね~~~。
主人はこの値打ちを考えると高い買物ではないと思います。京都・日本の財産ですが、
鉄斎堂さんは『掛軸を飾る床間や日本間を持つ家が少なくなってきた・・・・・。』と
嘆いておられましたが、逆に最近では海外からのゲストが掛軸を買うことが多くなりました。
このような素晴らしい掛軸や額が揃うのも日本の中で京都ですし、京都の文化の奥深さ
です。
(平成25年6月13日 要庵 主人書)