京都要庵歳時記 『新緑の美しさ 要庵西富家・中庭』 |
今週の週末20日21日で京都の桜もひと段落かと思います・・・・・。
先月3月20日の春分の日頃から咲き始めた桜も約ひと月間楽しむことが
出来ました。京都では桜は街路木として道や神社仏閣・学校に数多く植えられ
ましたが、家の庭には植えることはないです。以前の要庵歳時記でも紹介しましたが、
『庭に桜を植えるバカがどこにいる。』と言われているくらいですから。桜は家の庭で
楽しむことではなく、1本桜ではなく多くの桜を他所で楽しむ伝統が昔からあります。
新緑からエネルギ-
数多くの人は桜が大好きかと思います。女将も桜が大好きで、桜の柄の着物を
特別につくったくらいです。主人は桜よりも紅葉の新緑が大好きです。それも
芽吹く時の優しさ・柔らかさ・力強さ・活気・生気を新緑から感じ、エネルギ-を
与えてもらい、何とも言えないワクワクとした躍動感があり、そして美しさも
あります。
お客様も大喜び
要庵西冨家の中庭の紅葉の木も約10年の歳月をかけて、少しづつ客室から
紅葉を楽しむことが出来るように、成長させたり・剪定したり・紐で形を整えたり
して大きく形良く育てています。冬に紅葉して枯れ落葉した紅葉の木から新しい芽が
出て葉が少しづつ大きくなる時期は、本当に美しく主人は大好きです。それも晴れの
日でも雨の日でも曇りの日でも美しいことは素敵ですね。もちろん主人だけでなく
お客様も大喜びです。
(平成25年4月18日 要庵 主人書)