京都要庵歳時記 『やっぱり映画は良いな~。』 二郎は夢の鮨を見る 2 |
5年連続ミシェラン3つ星に輝く『すきやばし次郎』小野様は大正14年生まれ
の87歳です。小野次郎さんは要庵西冨家にお泊まりくださったご縁もあり
、そして日本を代表する素晴らしい料理人ですので、女将と主人は時間を
つくって大阪まで『二郎は夢の鮨を見る』を見に行きました。日本人監督が
制作した映画ではなく、『すきやばし次郎』の小野次郎さんのお鮨に感動した
アメリカ人監督が3カ月にわたり密着取材したドキュメンタリ-映画ですので、
違った目線や感性によって、どのような映画が出来ているか楽しみでした。
日本人が忘れているもの
ファ-ストファション・ファ-ストフ-ド・ファ-ストトラベル等が日本社会に蔓延
していますが、日本人の私たちが忘れかけている仕事・もの・こだわり・本物・
誠実・姿勢・努力・敬意・情熱を温かくモダンな映像とクラシック音楽の旋律と
ともに美しく映されています。女将と主人も要庵西冨家を通じて『食・料理・
おもてなし』に真摯に向きあっていますが、『二郎は夢の鮨を見る』を見て大いに
学ばさせていただきました。
シンプルを極めると・・・
女将と主人が学んだ『学び』を日本人ではなく、アメリカ人監督が描いたことは、
『ほんものは本物』であり、『世界共通』であり、『シンプルを極めるとピュア』に
なることです。 映画の中で『一流の料理人には5つの資格が必要』と語られ
ましたが、思わず主人もその通り!!と納得しました。それは料理世界だけでなく、
音楽・芸術・物つくり・スポ-ツ・仕事に於いて全てに言えます。ところで映画を見た後、
阪急や4月にOpenする梅北等の新しいビル街を見上げますと、『関西は良いし、
やれるし、もっと頑張らな、あかんなあ~~!!』と思いました・・・・・。
(パソコンを新しく設営いたしましたので、12月中旬~1月末まで
要庵歳時記を紹介出来なかったこと申しわけありません・・・・・。)
(平成25年 3月15日 要庵西冨家 主人書)