京都要庵歳時記 『部屋の普請』 Cassinaの椅子 2 |
要庵西冨家の部屋を毎年、普請すれば良いのですが、平成25年1月元旦
から数寄屋作りの6室の宿になりましたので、毎年と言わずに3年ごとに
1室普請をすれば15年かかって6室の宿をたえず新築にすることが出来ます。
建物を更地にして数億円懸けて、大きな施設では数十億円にもなりますが、
そしてその投資額にみなう立派な建物が出来ますが、やはり年月と共に
老朽化するのは自然の仕組みですが、それを出来る限り防ぐ方法は先手先手で
小さな事でも直していくことです。
細やかな普請
小さなことの積り重ねを経て、10年から15年経った時に部屋を普請をする
ことが理想です。規模によりますが1回の部屋の普請で全面的にすれば
1千万円~2千万はかかります。・・・・・ですが、1500万円として3年に1度で
したら、毎年500万円です。しかし多くの旅館・ホテルで中々それが出来ない
のは初期投資が余りにも大きく、そのため毎年の返済に追われるからですね。
昭和の時代やバブルの時代ではなく、今の時代では細やかな普請が重要になります。
Cassina
大きなこと・規模を考えれば投資額は大きくなり返済も大変ですが、小さな
普請の積み重なりがとても重要ですね。要庵西冨家でも今の時代に順応
して小さな普請を積み重ねています。一番小さなこと・基本は大そうじですね!!。
今回も2階の部屋ですが、一部を普請して、昔から考えていましたCassinaの
椅子に合う数寄屋つくりの部屋を創ります。
そのため女将と主人は、久しぶりにCassina大阪店に伺いました。
(パソコンを新しく設営いたしましたので、12月中旬~1月末まで
要庵歳時記を紹介出来なかったこと申しわけありません・・・・・。)
(平成25年 2月4日 要庵西冨家 主人書)