京都要庵歳時記「晩秋の器」須田青華さん(1) |
錦秋の京都、紅葉が美しい京都です・・・・・。要庵西富家の11月・霜月の懐石料理も紅葉のように色彩豊かにするか?それとも観光での紅葉狩りで数多くの紅葉を鑑賞したので、食事も紅葉になればクドイので、料理は凛とした料理が良いか?毎年悩みますが、主人の心の感じたとおりにするのが基本です。
器使いの妙
器も同様で、力強い器が好きになったり、求めたりする時もあれば、逆に青磁や染付けのように落ち着いた器が気にいる時もあります。夏はガラスの器をよく使いますが、冬にガラスの器を使うことがダメなことはありませんが・・・・・。逆に新鮮かもしれませんが、冬に使った時に「小粋やなぁ~、洒落てるなぁ~!」とお客様も主人も女将も感じるような器使いも楽しいです。
日々の精進かな?
反対に、「何やねぇ~、センスないなぁ~!」となれば、論外です。そのようにならないように、自分自身を絶えず学び磨く必要があります。忙しさや、ついつい何かと理由をつけて怠ることがあれば、そのツケは直ぐにあらわれますが、もしツケが後からじわ~っとやって来たほうが性質が悪いです。手遅れになればお終いですので、日々チェックする必要があります。
(11月20日 要庵主人書)