京都要庵歳時記「平成24年皐月 要庵の玄関の室礼」紫陽花(2) |
月ごとに要庵西冨家の草木を見て下さっているのですね。お茶花も愛情を込めて、育て、飾っておられるようで、お互いにすごく通じるものがあります。さて、片付けが終われば恒例の玄関を磨きます。5月は女将と主人で頑張ってゴシゴシと磨きますが、2人で磨くには範囲が広すぎますが、時間を気にせず気長に磨くように心がけます。そう~しなければ嫌になりますね。
玄関磨きが終われば、紫陽花の花を飾ります。昨年は紫陽花の隅田川を飾る機会が無かったので、今年は隅田川を先ずは飾ります。待ってました!!と、隅田川が感じたのか?、5月には珍しく白い花を咲かせ始めました。先ずは紫陽花の枯れた茎を剪定して、変色した葉を取り、丁寧に手をかけて美しくします。紫陽花も手入れをする前と後とでは、本当に見違えるように違い、輝きます。
(平成24年5月23日 要庵 主人書)