京都要庵歳時記「杉江 智さん クリスタルガラス器展」(1) |
ギャラリーで開催される作品展で、単に作品を見ているのも悪くはないですが、作品展で作家が目の前におられるので、より一層、女将と主人が求めている器を具体的に決めていくことが出来ます。しかも要庵西冨家のオリジナルで作ることが出来ますので、何と言いますか、欲が出てきます。この「欲」は「強欲」ではなく「自由さ・更なる個性の追求」、と言うようなところです。
素敵なクリスタルのガラスの器を作って、要庵西冨家のお客様が喜んでくだされば、とその姿を想像します。そう~思えばワクワクしますね。オリジナルなので自由度が大きく、期待も膨らみます。期待が膨らめば出来上がりの楽しみも大きくなります。しかし余りにも期待度や想像が高くなれば出来上がった作品とのギャップも生まれますが、理想と現実との器が一緒になるように杉江さんと女将と主人とで何回も打ち合わせして一緒に作っていきます。苦痛よりも楽しみの方が勝ちますかね~~。
(平成24年4月6日 要庵 主人書)