京都要庵歳時記 『お盆の入り お精霊さんのお迎え』 |
女将は、嫁入りして直ぐに主人のお祖母から『仏さんのことは恭子さんに全て任せます。』と教えられました。精霊棚の上に蓮盛(蓮の葉の上にホオズキ・ブドウ・さつま芋・茄子・里芋等)を置き麻幹の箸を添えます。更に13日から16日の間、お精霊さんのお膳も作ります。毎日、違う献立で家族の食事からも取り分けて盛付け家族と同じ味を味わって頂きます。最近では、このようにお精霊さんを迎えるご家庭が少なくなって来たのではないでしょうか。
(8月18日 要庵 主人書)