京都要庵歳時記「平成23年神無月 要庵玄関のしつらい」毛虫の駆除(5) |
気の遠くなる手仕事ですが、もしも邪魔くさがって放置しておくと葉のほとんどが食われて、丸裸になり葉が無くなってしまいます。1cm~2cmくらいの小さな毛虫ですが竹の葉を食べる威力は凄ざましいです!!。毛虫は竹の表面には付かず、必ず裏側に寄生します。外敵から守るためかと思います。殺虫剤を撒いてもよいですが、撒けば竹自体に影響がありますので撒けません。
そのため屋根に登ったり、脚立やイスを利用して毛虫が寄生している葉の見つけ、ゴム手袋をはめた手で、一匹づつ潰していきます。好きな仕事でないですが、小まめに駆除するしかないのです。ジャマクサイ・嫌だな~と思って手を抜きますと、あっと言う間に葉が食われスカスカになります。同じ竹でも、寄生する竹と寄生しない竹があります。どのような理由で、ケムシが卵を産み付ける竹と、そうでない竹があるのでしょうか?。不思議です。
(平成23年 10月25日 要庵 主人書)