京都要庵歳時記「平成23年秋の京都府立植物園」(2) |
女将と主人が入園しますと、平日にもかかわらず数多くの人々で賑わっていました。特にご年配のご婦人、そしてたくさんの幼稚園の可愛らしい子供たちが、お母さんと一緒に来ています。そのほのぼのとした光景を見て女将は、娘と息子の幼稚園時代、春の遠足に来たことを、昨日のように思い出すと、懐かしがっていました。
園長の手づくりマップを入口でいただき、そのマップを手に散策します。園長は植物園の隅から隅まで知っているので、手づくりマップを自分流に作りますが、見学者にとっては、そのマップから見頃の旬の花を見つけるのは簡単ではないです。しかし、そのマップから花を見つけた時は、宝物を見つけた時と同じような喜びがありますので、宝物探しのように真剣に美しい花を探します。
(平成23年 10月14日 要庵 主人書)