京都要庵歳時記「平成23年 祇園祭情景 宵々山」(4) |
建物はマンションになりましたが、文化遺産である時代祭りは今でも人々に継承されています。昔から住んでいる人々は年々少なくなって来ていますが、一方、マンション等の新しい住民の協力を得て、この素晴らしい伝統文化は残っています。そして平成23年以後、さらにバージョンアップしようと進められています。
祇園祭は動く文化遺産と言われます。主人も生まれた時から祇園祭と接し、その昔は後祭りと言われ寺町通りにも鉾が通っていた時代もあり、粽も見物客に投げられた時代もありました……。今では灯台元暗しで、祇園祭に毎年関わることが出来るので興味も薄れがちですが、こうして女将と主人が一緒に宵々山に伺って改めて祇園祭の素晴らしさとパワーを感じます。やはり祇園祭は日本一の祭りと言っても過言ではありませんね。
(平成23年 7月20日 要庵 主人書)