
6月になりました。春から初夏になります。今年の京都の梅雨入りは5月末で例年よりも1週間から10日も早かったので、すでに梅雨です。また6月30日は夏越しの祓いの歳時があります。他の場所でしたら、「夏越しの祓い???。」は何?となりますが、京都では6月を代表する大きくて大切な歳時です。また改めて紹介します。

春から梅雨そして初夏、食材も春から替わります。山菜や筍は、遠い昔に感じますね(笑い)。夏野菜が美味しい季節になります。要庵西冨家でも6月の懐石料理では野菜や魚をはじめ多く夏の食材を使っています。器もガラスの器が懐石に使われます。服装のク-ルビズではないですが、お料理に於きましても涼しさをお客様に感じていただければと考えています。

そのガラスですが、やはり透明感があり輝くクリスタルガラスの器をオリジナルで作陶していますが、ちょっとした手愚さで欠けることが多々あります。「大切な器なので注意してください!!!。」と言っていても欠けます。「もう~いい加減にして、、、!!。」と叫びそうになります。陶器でしたら金継で修理することが出来ますが、ガラスの器は金継をしても金が剥がれる事が多いので諦めていました。しかし、要庵西冨家のご近所に工房を開いている、ガラス工芸家の古田さんの顔が不思議と浮かびました・・・・・。
(平成23年 6月1日 要庵 主人書)