京都要庵歳時記 「部屋のひのき風呂の手入れ」伊達建具さん(3) |
それで、1面の空間から2枚の木枠の窓の大きさをどのようにするかが、大切なポイントになります。3対1か4対1か、、、、それとも、もう少し微妙なバランスが必要になりますので、伊達建具さんと相談して、小さ過ぎず大き過ぎずその微妙な大きさを決めていきます。最終的に決める決断の勇気も必要ですね。建物でしたら作り直すのは大変ですが、建具でしたら、まだ作り直すことが出来ます。2階の梅枝の部屋の窓の建具も作り直しましたし・・・・・・(にが笑い)。
素敵な木枠の窓を新しく作ってくださったので、お客様がお風呂に入りながらいかに庭を楽しんでいただくかを考えながら、坪庭の手入れもおこないます。部屋の新築や改築に比べれば小さな仕事ですが、小さな仕事の積み重なりが大きな仕事になり、要庵西冨家つまり要庵西冨家のオリジナルになりますね。
(平成22年 6月9日 要庵 主人書)