
京都では6月30日に日常生活の罪やけがれを祓い清める神事を大祓いと言い、毎年6月30日と12月31日に各神社で行われます。6月の大祓いが夏越大祓と言います。夏越の大祓いは1月から6月までの半年間の罪けがれを除くために行なわれ、『なごし』は神慮をやわらげると言う意味の『和し』であるとも言われています。

各神社では茅葺で作った輪を神官が祓いを修してくぐり、続いて参拝者もくぐります。罪けがれを祓い、無病息災を祈る茅の輪の神事です。要庵の近くの白山神社(麩屋町通御池上る)も町中の小さな神社ですが30日の午後8時からこの神事が行なわれます。

マンションが立ち並ぶ要庵の周辺ですが、この白山神社の町内は昔ながらの町並みが残っており白山神社の向側には湯葉で有名な『湯葉半』や南隣の民家も京都らしい家です。散策にいいですね。
(6月28日 要庵 主人書)