京都要庵歳時記「文月の玄関のしつらえ」ススキと風知草(4) |
剪定した風知草とススキの穂先や根元の枯れた茎や葉を女将が手ほうきで掃いて集めますと、意外や結構な量になりビックリしました。剪定をし、後片付けもし、飾り付けも終わった風知草とススキはとても涼しげな雰囲気を与えてくれます。夏の綺麗な花を飾るのも良いですが、風になびく風知草とススキを見るのも、粋なものではないかなぁ〜〜と主人は思います。
そして、お客様に先ずは玄関先で涼しさを感じて頂ければうれしく思います。エアコンの効いた室内で涼しさを感じるばかりでなく、風知草やススキ、打ち水など五感で涼しさを感じていただくのも、京都の良さかと思います。おかげさまで、富小路通を歩く人からも「紫陽花も綺麗でしたが、今度は青々とした緑の草も涼しくて良いですね〜〜〜。」とお言葉をいただき嬉しかったですね。
(7月16日 要庵 主人書)