京都要庵歳時記「文月の玄関のしつらえ」ススキと風知草(3) |
ところで、要庵の玄関のしつらい用の鉢は3年前から自宅で育てていますが、要庵の庭よりも日当たりも風通しも良いので、ススキだけでなくすべての鉢の成長が良いです。ススキも茎が折れたり曲がったりすることなく、スクスクと育ち力強い茎になりました。自然の力は本当に凄いな〜〜!!!と改めて思います。元気よく育ったススキのなので、以前のように竹串や割り箸で茎を支える必要がなくなり、その分の手仕事は楽になりましたが・・・。
しかし、鉢植えのススキの穂先はどうしても水揚げの関係で枯れますので、1本づつ丁寧に髪の毛を切るように切り、きちんと穂先を手入れしなければなりません。風知草の枯れた茎や葉を見つけて切るのもジャマクサイですが、ススキは1本づつの穂先を切りますので、「いつ終るのやろう〜〜?。」と、先が思いやられます。それで、最近では主人ひとりで行なわず、女将と一緒に行ないます。
(7月15日 要庵 主人書)