京都要庵歳時記 「平成21年如月 玄関のしつらい」金柑とトサミズキ(2) |
切り取った柚子は女将が欲しいと言ったのですが、やはり20個も実が出来ましたので、竹かごに入れて飾りました。ほのかな香りが漂います。柚子も実が多く出来ましたが、同様に今年は金柑の実も多く実り、色づきもとても良いです。昨年は実は多く出来ましたが、橙色に色づくのが悪く、2月、3月になっても橙色にならずようやく4月に美味しい橙色に変わりました。
しかし、実を長いこと付けていますと本体の成長に影響しますので、4月には全ての実を取りました。もったいないですが、金柑の木を考えてことです。自然はとても不思議で年ごとによって育ちが違ってきます。それも育てる楽しみのひとつですね。
(2月10日 要庵 主人書)