京都要庵歳時記 「平成21年如月 玄関のしつらい」金柑とトサミズキ(1) |
先ずは、玄関のしつらいの花を替えるまでに玄関を磨きます。思いたったら行動に移さなければならないので、今回は女将と主人と二人で磨きます。冬ですので、夏の時期と比べて汚れが少ないですが、それでもひと月ぶりに磨きますと、とても美しくなります。磨くのはしんどいですが、やはり磨き終わって水で汚れを流す時はとても気分が良いですね。
細身の女将も男では入れない狭い場所に入り一生懸命頑張って磨いています。要庵の裏口の鬼門の場所を磨くことは、つまり京都では昔から『鬼門をきれいに清潔にしなければならない!!!。』と言い伝えられ、汚くしていると悪いことが起こると信じられているからです。しかし言い伝えだけでなく、やはり掃除をして、整理整頓して美しくすることは、悪い事でなく良いことなので、毎日とは言わないですが、定期的に進んでおこなうことは大切ですね。
(2月9日 要庵 主人書)