京都要庵歳時記 「冬恒例 庭の肥料撒き・・・久保造園さん」(2) |
今回は、肥料撒き以外にも玄関の坪庭の小さな改修もお願いしました。坪庭の土が、雨によって渡廊下に流れ出してくるのです。原因は露地庭の盛り土が、月日の経過とともに斜面のようになり、雨が降ればほとんどの雨水が土に吸収されずに斜面を通って流れ込んでくることにあります。毎雨ごとにモップで水を拭き取らねばならず、なんとかしなければ、と思っていたのですが、雨も毎日降らないので次回に直そうと考え、ついつい時間が経ってしまいました。
しかし、今回は主人も真剣に考えました。渡り廊下と露地庭の間に長さ約2m、幅15cm、深さ10cmの窪みを掘って、瓦で仕切り、掘ったままでは色気がないので大き目の白川石で窪みを埋め、雨水が流れるようにしました。丁度、1月30日、31日と長雨が続きましたが、雨水は渡廊下に流れて来ませんでしたので大成功です。また、見た目も京都らしく品があり良くなりました。さすがに久保造園さんの見事な手仕事。今から植木が元気よく成長して花が咲くのと、雨が降るのが楽しみです。(笑い)
2月2日 要庵 主人書)