京都要庵歳時記 「新しい年へのお正月飾り」(1) |
それは「終い飾り」と言いまして、「大晦日に飾ることは良くない、なぜなら一年を祝うお正月の飾りを大晦日のたった一日や、一年の最後の日の大晦日におこなわないで、それまでにきっちりと準備して、飾りつけるようにしなければならない!!!。」ことを意味しています。ですから要庵では30日までに飾り付けを全ておこない、大晦日の日は心をこめてお客様を待つだけにします。
ですから、お正月飾りは大晦日の31日には出来ないので、遅くても30日には飾らなければなりませんので、締め切りがあります。さらにお正月飾りはほとんどが手づくりですが、基本となる品が年末にならなければ、売られないものも多くありますので、想像以上に急ピッチで仕事をします。「猫の手も借りたい!!!。」とはこの事と言えるくらい本当に忙しいです。そして、正月飾りづくりのほとんどが主人と女将で作ります。
(12月26日 要庵 主人書)