京都要庵歳時記 『初音の坪庭の南天』(2) |
さて掘りますが、これも主人、男仕事です。街中のことですので、レンガや石や瓦などがあり、なかなか掘れなく、ストレスがたまります。正直に思いました・・・・・「植木屋さんも、見た目は剪定しているだけのよう見えるけど、大変なシンドイ仕事やな〜〜、何でも楽な仕事はないわ〜〜!!。」と、ようやく掘れましたが、コツは南天の根の部分にこんもりと土が付いていますが、その一回り強の大きさに掘って根が生える余裕を作ることです。
こんな小さな穴を掘るだけでもひと苦労して、大汗かきます。次は、掘った穴の周りに腐葉土を入れて、南天を植えます。その際にもコツがあります。植木が呼吸できなくなるから、深か植えは絶対にしてはいけません。そして、植木の向きを決めて、やれやれ、やっと植え終わり、水を十分に与えます。ここは、風通しはいいのですが、日当たりが悪いので、これから元気に育ってくれることを願います。
(4月1日 要庵 主人書)