京都要庵歳時記 『節分祭・・・壬生寺』(2) |
その、壬生寺ならではの催しに「厄除大念佛」と書かれた、宝らく(素焼きの器)の内側に家族の名前と数え歳、例えば・・・・西田家、男54歳、女50歳、女26歳、男22歳と書き、さらに「奉納」と書き、願いことを書き、奉納するというのがあります。檀家さんも手伝われ書いて下さりますが、その場合は宝らく代500円に、さらに100円の書き代、合計600円が必要です。(にが笑い)
宝らくは、四月と十月に開催される壬生狂言の際に舞台から落とされます。壬生狂言は約700年続いています。さらなる歳時が結び付いて、京都ならではの歳時になっています。テレビのニュースでご覧になられた方も多いかと思います。女将も、節分会を数多い寺社の中で壬生寺に行くのは、やはり宝らく書きがあるからと言っています。昨年は家内安全、今年は合格祈願と書きましたが、成就祈願。叶うような気がするのですね。いや、叶ってほいしいです!!!。
(2月6日 要庵 主人書)