京都要庵歳時記 『11月恒例 ギャラリ−鉄斎堂第14回書画まつり』(2) |
それで、送られたカタログを見て、予めどのような掛軸が良いか調べます。重箱の隅をつつくように隅から隅まで、1ページづつチェックして印をつけていきます。もちろん要庵の部屋の床に間に掛けるので、掛軸の本数が必要で、予算も限定されます。自宅で数奇屋の部屋を造り、その床の間に掛けるのでしたら高価な掛軸が必要になりますが、、、、、。その場合は本当に目の保養ですね。
カタログの限られたスペースからお値打ち品や掘り出し品を見つけ出すので大変ですが、しかしこれが結構楽しいのです。女将と主人が『これどうや?』『良いのと違う』『良いけど、値段も凄く良いな!!』といつもの会話をしながらチェックしますが、不思議にお互いが同じような掛軸を選びます。そして、そのチェックしたカタログを持参して鉄斎堂さんに伺います。
(11月14日 要庵 主人書)