京都要庵歳時記 『狩野永徳展/京都国立博物館』(1) |
その後、伊藤若沖の作品はさらに評判を呼び、今年の夏に京都御所の北にあります相国寺で開催された伊藤若沖展は何と2時間待ちになったくらいです。真夏の中で2時間も待って、見るまでにフラフラ〜〜〜になったと、お客様が言っておられたのをよく憶えています。
しかし、完全冷暖房の映画館よりも博物館や美術館に行くのは足の運びが鈍くなるのが本音ですが、久しぶりに行きますと不思議に心がピシッとなります。自分が賢くなったような気がするのは、主人だけでなく女将も同じように言っていました。京都美術館や博物館の近代建築の素晴らしい建物にも関係するかと思います。
(11月8日 要庵 主人書)