京都要庵歳時記 『要庵のオリジナルの器』(2) |
今回、女将が春に西川さんに依頼したのですが、女将の頭で考えたよりも、器の美術度が優先したみたいです。料理を盛り込むのが難しいかと思いますが、器としては独創的で楽しい器です。この新しい器を活かすのも殺すのも主人と女将のセンスと力量にかかっています。色々な角度からじっくりと考えて生きます。それにしても今までにない器です。
ところで、7月中旬に京都高島屋で西川勝さんの陶展『化身』が催されました。主人も女将も伺い、要庵歳時記でも紹介しましましたが、その時に頂いた額がやっと届きましたので数奇屋の部屋の壁に掛けました。何と表現したらよいかと思うくらいユニ−クな作品で、数奇屋には楽しいかな〜〜と主人は感じました。西川さんも自分の作品が、実際に現場で活かされるので、食い入るように見ておられました。
(10月11日 要庵 主人書)