京都要庵歳時記 『要庵のオリジナルの器』(1) |
魯山人の話ではないのですが、料理の器を考える時には二つのことを考えます。器が先か?、料理が先か?。どちらを優先するか?です。料理ですので、料理を優先します?。と考えれば、必然的に料理に合わした器になります。料理がメインで、器が引き立て役になりますので器は控えめになります。
その控えめの器も控えめで良いのですが、面白さがなくなり料理を引き立たせないことしばしばあります。一方、器を優先しますと器は個性的で面白い器になりますが、料理を盛り付けるのにひと苦労しますし、もちろん料理が引き立つかは???。そうでしたら、料理と器のバランスを考えれば良いのではないか??。と思うのは主人だけではないと思います。
(10月10日 要庵 主人書)