京都要庵歳時記 『梨木神社の萩まつり』(1) |
その梨木神社が建てられたのは以外と新しく、明治18年、明治維新に功績がありました三条実方・実美親子を祭神として建立されました。境内には醒ヶ井・県井とともに知られる京都の三名水のひとつ『染井の井戸』があり、数多くの人々がペットボトルに美味しい水を汲んでいる光景が見られます。
梨木神社の長い参道や境内には約500株の萩が植えられ、萩まつりの頃にはピンクや白色の見事な花が咲き、華やかな雰囲気につつまれます。萩は秋の七草の中でも一番多くうたわれている花で、山上憶良が秋の花を詠んだ、ハギのはな、オバナ、クズバナ、ナデシコのはな、オミナエシ、フジハカマ、アサガオのはな、などが有名です。
(9月26日 要庵 主人書)