京都要庵歳時記 『京都夏の風物詩/地蔵盆』 |
地蔵信仰は古代にさかのぼりますが、地蔵盆が京都の町の年中行事になったのは江戸時代からで歴史は古いです。地蔵盆では各町内でまず地蔵菩薩を清め、鏡餅・菓子・南瓜・スイカ・ほおづき等を供え、百万遍大数珠まわしを行なって供養します。さらに福引、スイカ割り、お菓子など工夫を凝らした色々な催しが行なわれます。町内よって内容はまちまちで、道路から見て『豪勢やな〜〜、えらい地味やなあ〜。』と正直に思いますね。(笑い)
しかし、最近では少子化などで、年々規模が小さくなり、地蔵盆自体を行なわない町内も増えてきました。本当に寂しい限りです。主人も小学校の時は自分の町内の地蔵盆が行なわれなく(稀なのですが、、、。)友人の町内が本当に羨ましかったです。女将の町内は反対にもの凄く盛大で今でも大きく催されています。娘も息子も小学校の時は女将の両親に子守を兼ねて本当にお世話になりました・・・・・・。今から思えば懐かしい夏の光景です。
(8月20日 要庵 主人書)