京都要庵歳時記 祇園祭の花『檜扇(ひおうぎ)』 |
檜扇の葉の並び方が、「檜扇」という扇子みたいな 扇面の形になり(ヒノキの薄い板をとじあわせた扇)、それに似ているところから、名が付けられたと言われています。 扇子=夏、夏の訪れを告げる花として京都では昔から祇園祭の7月に飾られていました。
一般的に鑑賞用として栽培され、夏には、花が咲けばオレンジ色で斑点のある6弁花が咲きます。この写真でも分かるように、要庵の檜扇は、これから咲きはじめますが、可愛らしい可憐な花が咲きます。京都以外の場所でしたら、馴染みが本当に少ないかと思いますが、京都では祇園祭の時期には非常に重宝され、京都ならではの歳時です。
(7月26日 要庵 主人書)