京都要庵歳時記 『五月晴れの京都植物園で花満喫』(4) |
女将は入口で係員から頂いた手作りの花の開花マップを片手に持ちながら、綺麗に咲いている花を見つけては喜んで、はしゃいでいます。花は自然に咲きますが、手入れを怠ると花が咲かなかったり、枯れたりもします。植物園は綺麗な花が咲いてこそ植物園です。しかし、そこには陰で支えておられる多くの係員の尽力があってこそ、多くの来園者の目を楽しませることができるのですね。
5月後半から綺麗に咲くカキツバタや菖蒲、そしてシャクヤクのお世話を丁寧にされていた係員さん達を見ることが出来ました。私たちの目に見えない所で汗を流して頑張っておられることで花が綺麗に咲きます。さらに咲いた花が何処の場所に咲いたかを日ごとに手作りのガイドマップに明記され、入口の所で来園者に手渡しされます。細やかなおもてなしも京都府立植物園の素晴らしさのひとつです。
(5月15日 要庵 主人書)