京都要庵歳時記 『皐月 要庵の玄関の床飾り』(1) |
各部屋の床の間も4月は桜に関連した掛軸を掛けていましたが、皐月になり全て掛け代えます。皐月の掛軸は『新緑』『山野辺』『春の草花』『皐月の歳時』等をテ−マにした掛軸が多いです。この部屋にはこの掛軸が良いかな〜〜と掛けたり外したりして、『あ〜じゃない、こ〜じゃない、、、。』と主人と女将で床飾りを行ないますが、掛けたり外したりする役目は主人です。
ですから、女将が優柔不断で何回も掛軸を掛けたり外したりすることを言いますと、最後はいい加減にしろ!!!となりますね。(にが笑い)それでも、毎年、同じ部屋に同じ掛軸を掛けることはしませんので、今年の5月にお互いが感じた感性を大切にして掛けます。おかげさまで掛け終わった時は、『良い塩梅やね〜〜!!。』とお互いに自己満足していますね。(笑い)
(5月8日 要庵 主人書)