京都要庵歳時記 『師走恒例 庭の手入れ』(1) |
ただし、全て任せるのではなく、『庭木をこのようにしていただきたい』『切ることは、短くすることはいつでも出来るので、この木は低く、この木は伸ばしたい。』『ここに、日を射すようにしたい。』等、色々と事前に打ち合わせを必ずいたします。それでもお互いの考えの細かな意思の疎通が出来ていない時もありますので、切ってしまえばお終りですので注意して行ないます。
ところで、植木屋さんは日が暮れれば仕事になりませんので、冬は特に早く、朝の8時から仕事を始め庭を手入れします。庭ですのでお客様が宿泊されていれば迷惑がかかりますので、お客様の宿泊状況と照らし合わせて行ないますが、雨が降れば仕事が出来なく、造園の方の都合もありますので、日程を決めるのも一仕事になります。師走はお互いに忙しく、中々日程が決まらないのが本音ですね。
(12月14日 要庵 主人書)