京都要庵歳時記 『長月 要庵 玄関のしつらい』萩(3) |
丁寧に7月、8月と同じく葉先を一本づつ切って整えて行きます。また茎も弱いので数本束ねて、思い切って割り箸にくくり垂直に立てて美しく見えるようにします。不思議にこのように手を入れますと、ススキもうれしいさを分るかのようにイキイキとします。今年は数年ぶりに、秋が終れば久しぶりに植木鉢から取り出し根を養生します。
9月になった時は萩もススキもどのようになるのかと思いましたが、心を込めて手を入れますと見違えるように生えます。本当に不思議ですね。おかげさまで要庵の玄関も初秋を感じさせてくれますし、お客様も玄関を通る人も覗いて『綺麗やね〜〜。』と言って下さります。このひと時は本当にうれしいですね!!!。
(9月18日 要庵 主人書)