京都要庵歳時記 『水無月 要庵玄関のしつらえ 紫陽花』(2) |
たかが鉢植えですが、それでも一人で運べないくらい大きくなります。大切に育てた紫陽花の花を運ぶ途中に折らないように、丁寧にゆっくりと、庭から畳廊下を通り玄関まで運びます。三人一組で運び、運んでいる二人は植木を持たなければなりませんので、前が見えません。もう一人が案内役になります。運んで並べれば良いのですが、その前に大仕事が残っております・・・・・。
春の日差しも段々と強くなり、毎日3〜4回、玄関に打ち水をまきますので、どうしても玄関に少しだけコケが生えたり、植木鉢からの土で汚れたりしますので、毎月の玄関にしつらえを代える時には綺麗に丁寧に磨きます。しかし、正直に言いましてこの磨くのが段々に身体にキツクなって来ました・・・・。(にが笑い)。
(6月1日 要庵 主人書)