京都要庵歳時記 『弥生 要庵玄関のしつらえ 街道桜』 |
早く咲く、しだれ桜から咲き始め、4月8日の入学式の頃に満開になり、中旬には原谷や御室・仁和寺の遅咲きの桜が咲き始め、約3週間ほど桜を楽しむことが出来ます。要庵でも4月の桜にあわせて、北野天満宮の天神さんの市で買って来た『街道桜』を毎年4月に要庵の玄関に飾っています。
花が咲くのは1週間で満開になり、日が過ぎれば散ってしまいますが、その花咲く1週間のために1年間手入れを行ないます。要庵の庭で手入れをした街道桜を玄関に運んだ時は、『あ〜〜4月、春だな〜〜。』とつくづく感じます。玄関の雪柳やトサミズキは花が咲き、新緑の葉が着いてきました。3月の要庵歳時記でも分る様に、ひと月でこれほど違うのですね。桜が散れば、次は新緑の季節になります。
(4月3日 要庵 主人書)